パーソナルカラリスト発 2009年春・夏のトレンドカラー2008/09/11

 9月に入り、残暑はあるものの秋の味覚がスーパーの店頭に並び始め、秋の気配を感じます。こうなると秋冬のファッションが気になりますよね。
 今年は久々にクラシックなぺプラムJKやロングJK、チェック=プラッド柄やニツトが流行の兆し。秋冬の流行色は、もう既に沢山雑誌で取り上げられているので、ここではちょっと早い来年の春・夏のトレンドカラーのご紹介です。

 ここ数年、世界では集中豪雨や地震、津波などの自然災害が多発し、「地球温暖化」が確実に進行しています。
 このような現状から、ファッション界の色彩も最近はグリーン系、ブルー系、イエロー系といった自然界に最も多く見られる環境に優しい印象の色彩が注目されてきています。

 そして大地を表すブラウン。安心、安全を連想させるカラーでもあり、ファッション界では今、ブラウン系の色彩を「ニューブラック」とも呼んでいます。
 この黒に近いダークな色調のブラウン。イエロー系、パープル系、グレー系の趣のあるブラウンは、オークル系の肌の方が多い日本人にとても馴染みやすいカラーで、実はブラックよりもお薦めです。

 私が行なっているパーソナルカラー診断方法のひとつであるフォーシーズン分類において、純粋なブラックはウィンターシーズンのみ。
 10代のうちは、どなたもプリプリの肌なので若さで着こなせますが、日本人にとって加齢とともに着こなすのがとても難しいのが実はブラックです。
 西欧人のように透き通るような白い肌の方はともかくとして、イエローオークル系の肌の方がとても多い日本においては、ブラックを着ることにより、顔のほうれい線が目立ってしまったり、しみが目立ってしまったり、老けて見えたりのマイナス効果が・・・。(もちろん、人によってはオークル系でもブラックがお似合いの方もいらっしゃるので、詳しくは診断してみないとわかりませんが・・・。)
 シャープに痩せてみえ、しかも肌馴染みの良いカラーをと思いでしたら、ブラックに近いブラウンの方がお薦め!!
 でもどうしても黒が着たい!という方は、口紅の色や首周りのアクセサリーに明るいカラーをもってくる事をお薦めします。


 さて、本題の来年の春・夏のトレンドカラーは、時代を反映して気持ちを高揚させるような明るい色彩が中心となるようです。
 ドラマチックなコントラストのある色彩の組み合わせではなく、中明度の色を取り合わせた穏やかなハーモニーが主流となると予想されています。
 景気の先行きが不透明になると、人々は陽気で快活な色彩を求めるようになるようです。
 環境の不安、そして平和への願いなどがトレンドカラーにも常に反映されます。
 
 メンズ、レディース、ヤングファッション全てのカテゴリーにおいて楽観的な気分を醸し出すイエローが注目されているようです。イエローとブラウンは相性が良く、コーディネートしやすい配色なので日本人には嬉しいトレンドかもしれません。
 また、ニューブラック(濃いブラウン)だけでなく、明るいトーンのブラウンも注目株。春・夏なので上半身に明るいブラウンをもってくるのもステキなのではと思います。
 基本色のグレーもイエローがかった色あいにするとクールで冷たい印象からあたたかい印象になります。
 パーソナルカラー診断のフォーシーズン分類のグループごとにもそれぞれイエロー系、ブラウン系の色があります。
 来年春・夏にイエロー系やブラウン系のアイテムを加えてみてはいかがでしょうか?

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